あなたのまわりで、こういう人いませんか?
「相談事があるの」と言ってきて
それに乗ってあげると…
アドバイスを求めてきているのに
「そうだよね、でも…」
他のアドバイスをすると…
「わかってるんだけどね、でも…」
また別のアドバイスをして差し上げても…
「なるほど。それは考えつかなかった!でも…」
こちらが何かを助言すると
「はい」と受け入れてから、
「でも…」と返してくる
『デモデモダッテちゃん』。
何だか不満げな顔をして
なんとなくこちらが申し訳なくなってくる。
しまいには
「何よ!あなたには分からないよ!」
とか言って、こちらに反感を向けてくる。
こちらもだんだんとイライラしてきて
「ふん!もういいわよ」
なんて思ったりする。
イヤ~なコミュニケーションですね。
こういうコミュニケーションを心理学では
『Yes,Butゲーム』と言います。
人って、他者との間で
『ゲーム』をするんですよね。
それは『ゲーム』という響きとは正反対の
全く楽しくない関わり合い。
どちらもイヤ~な気分になって
それでもまた同じような会話を
忘れたころに繰り返す。
デモデモダッテちゃんなのを知っていても
ついつい本気で相手にしてしまう。
その裏にはまぁ、
「人に受け入れられたい」
「人から認められたい」
「人に愛されたい」
という、隠れた欲求があったりするのですが…
お互いにね。
「こうなるのは、実はあなたのせいなんです!」
と言われたら、あなたはイヤな気持ちになるかも。
でもね、あなたのせいなんです。
乗っちゃってるのが良くないのです。
話を聞くだけ聞いてほっとけばいいのです。
アドバイスなんて、しない方がよいのです。
お互いにとってね。
『ゲーム』には二人の登場人物が必要で…
一人は仕掛け人。
もう一人は、カモ。
あなたは
『Yes,Butゲーム』の
カモになってしまっているのかも
しれません。
カモにならないための一番の方法は…
・相手が『ゲーム』を仕掛けてきたのを
敏感に察知すること
・その『ゲーム』に乗らないこと
なのだと、心理学では言っています。
そして乗らないためには…
「自分は相手の役に立たなかったとしても
十分に価値のある存在なんだ」
ということを
意識でも無意識でも
知っておく必要があるのだと
これまた心理学では言っています。
仕掛け人は、世の中にたくさんいます。
本人も「自分が仕掛け人だ」なんて
全然思っていません。
無意識で起こっていることですからね。
だからと言って、その人が
おバカさんなわけでもなれば
ダメなわけではありません。
ただほんのちょっとだけ
「愛」が足りていないのです。
ですから、仕掛けられたら
とにかく話を聞いてあげてください。
「うんうん、へ~、なるほど、そうだったんだ…」
しっかりと「聞いていますよ」という
態度をとりながら。
話を聞いてほしいだけなのです。
受け入れられたいだけなのです。
理解してほしいだけなのです。
「聞く」という行為は
崇高な行為です。
それだけで相手は
「愛」を補充できるのだから。
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